海辺をめぐる採集ワークショップ [大浦半島編]
10月17日〜12月20日に舞鶴赤れんが倉庫(7号倉庫)で行う、小山田徹 監修「浮遊博物館」の関連ワークショップ「海辺をめぐる採集ワークショップ」を行いました。

午前中は少し雲行きが怪しかったものの、午後には秋晴れとなりました。
今日は大浦半島をめぐる一日。海辺で拾う漂着物を「浮遊博物館」では展示します。
舞鶴の海にはどんなものが流れ着いているのか???


ワークショップの最初は、参加メンバーの自己紹介と京都精華大学の山田創平先生のレクチャーから。
舞鶴には南方系の人々や文化が入ってきているのが特徴。舞鶴付近の海流や、この地域の断層の地図を見ながら、土地の特徴をつぶさに見ていきます。
単に展示物となる漂着物を拾うことだけでなく、その土地にどんな歴史的・地理的特徴があるのか、どんな事象がここでは起きていたのか、そんなことを知って物を拾うことの趣きや楽しみ方がこのワークショップでは重要です。

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レクチャーをする山田先生。


レクチャーの後、いよいよバスに乗って出発!
最初に降りたのは、関西電力のPR館「エル・マールまいづる」のある舞鶴親海公園。
大勢の釣り客で賑わっていました。
ここからは、いまでは関西電力の施設が建ち並ぶ浦入地区の入江がよく見えます。浦入地区は、日本最古級で最大の縄文丸木舟が発見された場所!このサイズの舟があれば、大陸にも渡れたというほどです。この土地に、豊かな人々の生活があったことを想像します。

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舞鶴親海公園で、この地域の説明をする小山田先生(真ん中)。


関西電力の施設横を通りながら、博打岬(ばくちみさき)へ。
このあたりの瀬崎海岸は、白い礫(花崗岩)と黒い礫(閃緑岩)がくっきりと分かれています。
地質図を見てみても、歴然。ちょうどこの海岸のあたりに断層の境目があるのです。
昔、神様がこの海岸の石を使って囲碁をした、という伝説もあるぐらい。

瀬崎海岸には、さまざまなものが落ちていました。
ペットボトルにカップ麺の空容器。ビーチサンダルにボール、浮き。流木や石、貝殻。漁具や水筒や網。。。そこには何の脈絡もなく、人工物も自然物も、ただただいろいろなものが落ちています。

一見すると、美化活動のよう?!
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山田先生が見つけた、きらきら透明の石。
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参加者の方が見つけた、ライフジャケット。よく見ると、中国語の文字が。
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採集物を積み込むのも一苦労。
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それから、一行は、林道を通って、竜宮浜へ。
途中の展望台で沖を眺めます。

ここからは、博打岬の向こう、丹後半島もよく見えます。
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竜宮浜に到着。アンジャ島まで歩いて、冠島の信仰について、山田先生のレクチャーを。青葉山信仰と冠島の向こうの海の信仰の話。そして、アンジャ島から先に続く磯葛島や沖葛島がそのまま、かつて砂岩で連なって、博打岬まで続いていたそう。まるで天橋立のように、海底にはそのまま岩岩が連なっているそうです。

沖のずーっと先にある冠島を指差す小山田さん。右手前はアンジャ島。
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帰り道は、21号線を通って、舞鶴市政記念館まで。
海岸線を通った行き道と比べて、あっという間に戻ってきました。

これら拾ったものたちが、赤煉瓦倉庫にどのように展示されるのか?10月17日からの展示をお楽しみに!!
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by maizuru-rb | 2009-09-13 21:31 | RBイベント情報
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